免疫力が下がる冬こそ、毎日の体調管理が大切になります。特に、2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大で人々の健康に対する意識が高まっており、今まで以上に居室空間の環境維持に注目が集まっています。
冬の体調管理にあたらしい選択を。
閉め切った環境となりやすい冬、どうやって住まいの環境を安全で快適なものにして、体調管理を行えばいいのでしょうか?
そこでデロンギは新潟県立大学と共同研究を行い、デロンギ ヒーターと一般的なエアコンで暖房運転を行った際の居室空間での気流と飛沫核の拡散状況を比較しました。その結果、デロンギ ヒーターは温風が出ない「ゼロ風暖房」なので、ハウスダストの浮遊やウイルス飛沫の拡散を抑えられることが確認されました。
暖房使用時に、室内にいる人が咳(せき)をした場合の飛沫核粒子を50,000個と想定し、その拡散状況を、一般的なエアコンとデロンギの輻射熱式ヒーターについて、コンピューターシミュレーションにより比較しました。
一般的なエアコンでは、咳の直後から飛沫核粒子が気流の影響を受け、広く室内全域に拡散されるのに対して、「ゼロ風暖房」であるデロンギ ヒーターでは、気流が起こりにくいため、室内での飛沫核の拡散を抑えられることが判明しました。
デロンギと共同で実施したシミュレーションでは、暖房使用時に室内の飛沫粒子50,000個が咳によって拡散された場合の一般的なエアコンとデロンギヒーターについて比較を行いました。
詳しい試験条件等はこちらのニュースリリース(PDF)をご覧ください
新潟県立大学 坂口淳教授に聞く、冬の最適な室内空間の保ち方について
「デロンギと共同で実施したシミュレーションでは、暖房使用時に室内の飛沫粒子50,000個が咳によって拡散された場合の一般的なエアコンとデロンギ ヒーターについて比較を行いました。一般的なエアコンのように対流によって室内へ熱を伝える暖房機器では比較的速やかに粒子が拡散している一方で、デロンギ ヒーターでは室内気流速は比較的遅い特徴があり、室内を浮遊する粒子の拡散も遅いことが分かりました。」
「今回の結果からも分かるように、暖房時の室内気流は、換気設備と暖房機器の種類と配置※によって変化します。特に今年はウイルス対策が求められます。ウイルス対策では感染経路の遮断が重要であると言われており、生活環境下である室内においては、帰宅時の手指消毒、感染者との距離を空けること、充分に換気することが大切です。今回の実験に使用した輻射で熱を伝えるデロンギ ヒーターは空気温度が低下しても体感温度をキープできる暖房機器であると言われています。窓開けによって屋外の冷たい空気を取り入れる自然換気を行った場合も、体感温度の低下が少ないという特徴があります。」
「今年の冬は、デロンギ ヒーターを窓際に配置するなど、暖房機器の種類と配置にこだわることで、換気と快適な室内環境のバランスを保つことはいかがでしょうか。」
*今回の解析では、輻射熱ヒーターの位置を変えた計算も行い、デロンギ ヒーターを窓際に配置したほうが部屋全体を暖めることが明らかになりました。
室内環境を最適に保つため、こまめな換気が推奨されている中、冬場の換気で気になるのは「換気による室温の低下」です。 デロンギ ヒーターは輻射熱暖房だから、5分程度の換気を行っても体感温度はほとんど変わらず、暖かいまま。定期的な換気を行いながら、快適にすごすことができます。