1. 基本的な使い方
オイルヒーターは家庭用の電気製品ですので、ご家庭のコンセントにプラグを挿すだけでお使いいただけます。燃料の補給は必要ありません。暖かさや運転時間は正面のスイッチやタイマーなどで調節できます。
サーモスタット、切り替えスイッチ、タイマーなどで調節を行います。
*イラストは1500Wタイプの電力切り替えスイッチです。
2. 電力切り替えスイッチの使い方
電力切り替えスイッチには2種類のタイプがあります。(機種によってタイプが異なります。) 2つのスイッチで電力を決定する「ランプ付き二連式」と、目盛りを選択する「ダイヤル式」です。どちらのタイプも3段階の電力切り替えができるようになっています。
暖房運転を開始する(電源をいれる)
<ランプ付き二連式タイプ>
電力切り替えスイッチ左側を押し込みます。電源が入るとパイロットランプが点灯し、暖房運転が始まります。
運転当初は、スイッチを両方とも押し、電力レベルを強(MAX)にしてください。
*MIN I(弱) + MED II(中) = MAX(強)
消費電力を切り替える
消費電力が1200W以上のオイルヒーターは、消費電力を切り替えて運転できるようになっています。
MIN/1(弱)
500W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
600W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MED/2(中)
700W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
900W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MAX/3(強)
1200W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
1500W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MIN/1(弱)
500W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MED/2(中)
700W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MAX/3(強)
1200W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MIN/1(弱)
600W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MED/2(中)
900W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
MAX/3(強)
1500W運転(1に合わせる/MINだけ押す)
*消費電力の調節は、電力切り替えスイッチと、サーモスタットとの両方で行えます。
4. サーモスタットの使い方
サーモスタット(温度調節機)はヒーターがある一定の温度になったら電源をOFFし、温度が下がってきたら、電源をONすることを自動的に行って適温を保ちます。ダイヤル部の数字が大きいほど温度が高く(=電源ONの時間が長く)なります。暖めはじめの時にはサーモスタットを最大に設定しておきます。お部屋が適温になったと感じたら、つまみを戻し、電源ランプが消えた位置で止めます。こうすることで、ヒーターが自動的にその時点の温度に保たれます。
サーモスタットを設定する
お望みの温度(=適温)になったら、サーモスタットのツマミをゆっくりと左(反時計回り)に回し、パイロットランプが消えたところで止めます。これで適温が設定され、後は自動的に電源のON/OFFを繰り返しながら適温を保ちます(パイロットランプも消点灯を繰り返す)。
サーモスタットは暖め方の目安となるもので、室温〇度という設定をするものではありません。電源のON/OFFを自動的に繰り返して、ヒーター本体の温度を一定に保つ働きをしています。同じ設定でも、使用環境や室温によって、また、個人の感じ方によっても暖かさは異なります。消費電力の調節は、電力切り替えスイッチと、サーモスタットの両方で
行えます。
*消費電力の調整
電力切り替えスイッチは通電(電源ON)時の電力の上限を設定するのに対して、サーモスタットでは、運転時間の自動調節によって電力消費を調整しますので、通電中には、電力スイッチで設定した最大の電力を消費します。(たとえば、1500Wのヒーターのサーモスタットを最大目盛りの半分にしているからといって、電源ON時には、50%である750Wの電流が流れるわけではありません。)ご家庭での回路内での他の電気機器を使用する関係で、消費電力を抑えたい(ブレーカーが落ちたりする場合)時には、電力切り替えスイッチで電力レベルの上限を設定してお使いください。